環境・情報

マナチャンの現像室【水中写真家 鈴木明義】

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  • 2016/06/11

マナチャンの現像室
【水中写真家 鈴木明義】


 

 

1 平成13年1月号 「マナティのひとり言」
2 平成13年2月号 「どっちがおいしい?」
3 平成13年3月号 「リサイクル僕だって協力しているよ!」
4 平成13年4月号 「モルディブのグレーなテトラポット」
5 平成13年5月号 「アマモはサカナの基本」
6 平成13年6月号 「海が埋もれている」

 

 

 

マナチャンの現像室 №.1
「マナティのひとり言」
水中写真家 鈴木明義
http://plaza.across.or.jp/~manatee/

 

 僕のお友達は、あと2千匹となってしまいました。このままだと数年で絶滅してしまいます。いったい、誰が悪いんだい。あんたら、人間のせいでしょ。やたら、シャンプーとか、洗剤とか、ビニールとかを、ぼくたちの住んでいる川や海に流すし、モーターボートのスクリューで僕らを殺すし。また、僕らのご飯の海草のあるところを、みんなコンクリートで固めちゃうし。ほんとにもう。この地球は、あんたら人間だけの物ではないんだから・・・・(すずき あきよし)

マナチャンの現像室 №.2
「どっちがおいしい?」
水中写真家 鈴木明義
http://plaza.across.or.jp/~manatee/

 

 クラゲは、カメやサカナたちの大好物です。私たちだって、クラゲ酢や梅クラゲにして、おいしい、おいしいと食べますよねぇ。それが今、カメの死因の大半が、クラゲとビニールを見分けることができなくて食べてしまい、死んでしまうというのです。
左右の写真を見比べて下さい。右がビニール、左がクラゲです。水中では私たち人間でも見分けがつきません。ここにも「ゴミ問題」があります。この写真で、なぜゴミを(特にビニール)捨ててはいけないか分かったでしょうか?ここは山奥だから。駐車場だから関係ないと思ったら大間違いです。雨・風によって川に流され、海にたどり着くのです。
だから明日からゴミを捨てないようにしましょうね。特にコンビニの袋を・・・・
(すずき あきよし)

 

マナチャンの現像室 №.3
「リサイクル、僕だって協力しているよ!」
水中写真家 鈴木明義
http://plaza.across.or.jp/~manatee/

 

 右の写真は、フジツボの穴の中でゆったりとミジンベニハゼというサカナが住んでいるところです。これが本来の姿です。
左の写真は、人間が捨てたドリンクのビンを仕方なく住まいとしている写真です。
こんなちっちゃなおサカナさんだってビンの有効利用に協力しているんです。私達人間も見習わなければならないですね。
でも、それよりも誰ですか?海にビンとか缶とかビニールとか捨ててる人は?海の自然も崩れるし、生態系も崩れてしまいます。
海の中は、見えないからいいと思っていたら、大間違いです。このミジンベニハゼ君が、怒っていますよ。
(すずき あきよし)

 

マナチャンの現像室 №.4
「モルディブのグレーなテトラポット」
水中写真家 鈴木明義
http://plaza.across.or.jp/~manatee/

 

 インド洋にモルディブという国があります。数百の島が集まって、観光を主産業としています。「どこまでも続く青い海・白い砂浜」をキャッチフレーズに外貨を稼いでいたわけですが、最近、海水位が上昇し、島が水没しそうになっているのです。これも、地球温暖化のせいでしょうか?
そこで、モルディブは、日本の建設会社に依頼しコンクリートのテトラポットを並べ、侵食を防ぐ工事をしました。そしたら、「コンクリートブロックの海、コンクリートブロックの砂浜」になってしまい、結果観光客は来なくなってしまいました。
(すずき あきよし)

マナチャンの現像室 №.5
「アマモはサカナの基本」
水中写真家 鈴木明義
http://plaza.across.or.jp/~manatee/

 

 右の写真は、沼津市大瀬崎でのアマモという「海草」の5年前の写真です。一方左の写真は、2年前のまったく同じ場所で撮影しものです。たった数年で絶滅状態となってしまいました。
アマモは、サカナにとっても重要で、食事の場・身を隠す場・卵を生む場等々。ジュゴンのエサでもあります。しかし今、日本中のアマモの現象が報告されています。理由として、工場や港湾の建設、生活排水による水質汚染が考えられます。
私たちの見えないところで、やっぱり自然破壊が起こっていることを、しっかり自覚することが必要です。
(すずき あきよし)

 

マナチャンの現像室 №.6
「海が埋もれている」
水中写真家 鈴木明義
http://plaza.across.or.jp/~manatee/

 

 右の写真は2000年の春に撮影したテトラポットの上部です。一方左の写真はまったく同じテトラポットを2001年の春に撮影したものです。
たった1年で30センチも土砂が堆積しています。ねっ!ほんとうでしょ!このテトラポットを置いたときから見ると2メートル近く土砂が堆積しているわけです。よって今まで、ワカメとかサザエがあった所も埋もれているわけですが、どうしてでしょうか?

森が無くなり土砂が流れやすくなっている。
② 人間の土木工事による。

川をコンクリート化したり、直線化している為にそのまま土砂が海に流され手しまう。等々です。
今、国民は有明海のことばかり見ていますが、私たちの駿河湾だって、大変なことになっているのです。
(すずき あきよし)


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作成日2002年8月6日