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博物楽洒~何でも洒落で楽しもう~【HARAQ】

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  • 2016/06/11

 博物楽洒
~何でも洒落で楽しもう~
【HARAQ】


 

 

1 平成13年2月号 「人類の進歩と調和」
2 平成13年3月号 「ヒーロー番組は教育番組だ!」
3 平成13年4月号 「何で英語やるの?」
4 平成13年6月号 「知っていればケガは浅い」

 

 

 

博物楽洒 №.1
~何でも洒落で楽しもう~
「人類の進歩と調和」
HARAQ

http://www.watervision.or.jp/gekkan-wv/hakubutu-gakusha.htm

 

 あの時、未来は元気だった
昭和45年(1970)3月から約半年間、アジアで初めて、万国博覧会が大阪で開かれた。この後日本では海洋博、科学博、花博と続くが、万博はこれだけである。入場者数は、延べ六四〇〇万人を数えた。

万国博覧会では、世界各国から産業や歴史、文化などの実物や映像、写真などを展示。ダイヤモンドを出品する国もあれば、熱帯魚や植物を持ってくる国もある。大阪万博では、アメリカの宇宙船アポロ十一号の宇宙飛行士が持ち帰った「月の石」が公開され人気を博した。

博覧会のテーマは「人類の進歩と調和」だった。テーマ館は岡本太郎が設計した「太陽の塔」。芸術作品でもあり、昭和四十年代を象徴する現代遺跡としても、今なお見る者にある感情を喚起させつづけている。子ども時分、意味もわからず覚えた「人類の進歩と調和」という言葉は、今なお呪文のように頭の中を駆け巡っている。

多くの参加パビリオンには知恵と工夫が凝らされ、各国がアイデアと技術を競い合った。高さで誇示したのはソ連、エアドーム式の平べったい建物で対抗したのはアメリカだった。未来志向のもの、民族的なパビリオンなど古今東西と言う感じだった。
その不思議いっぱいのパビリオンが広い会場に立ち並ぶなか、各館のパンフレットを集め、スタンプを押しまくったり、初めて見る外国人にサインをねだったりした。

会場内には縦横無尽にモノレールや動く歩道がめぐらされ、パビリオン群の異様なフォルムとともに、ここは未来都市を感じさせていた。
あの時二十一世紀は、バラ色だと思った。生活のすべてが便利になり、世界中の人と仲良くやっていける時代が来るのだと思わせてくれた。

大阪万国博覧会は、高度成長時代の最後の総仕上げであり、二十一世紀への未来に夢を抱かせてくれた最後の花火であった。
この翌年、日本が公害まみれであることを知り、オイルショック、「ノストラダムスの予言」の登場など、明るい未来が来ないことを悟った。

不安に満ちた世紀末であったが、思ったより無事に二十一世紀を迎えられるのが、夢のようである。
それにしても大阪万博、父から「あと一つだよ」といわれて、アメリカ館にしようか、住友童話館にしようか迷い、「月の石」のあるアメリカ館にした。が、翌年某博物館で見れた。やはり住友童話館にすればよかったと、三〇年経った今でも悔やんでいる。
(はらきゅー)

参考『まぼろし万国博覧会』
串間務著 一九九八年

博物楽洒 №.2
「ヒーロー番組は教育番組だ!」
HARAQ
http://www.watervision.or.jp/gekkan-wv/hakubutu-gakusha.htm

  今年の成人式もやってくれました高松、高知、沖縄でも、大人でない新成人!逮捕されたり、謝罪に行ったりという結末。いやここ数年私たちのこの足元でも成人式に式辞を読む中学生に見せたくないと来賓に呼ばれた方は嘆いていた。「しつけ」がなってないといわれる。その「しつけ」は家庭で、いや学校で、地域社会だ、などお話は賑やか。

子どもは観てマネをする。日常生活の中でも親や兄弟を見て、そしてマネをする。良しにつけ悪しきにつけ。「マネ」の部分ではよいマネより悪いマネの方が入りやすい。大人がしっかりしているかといえば、国会議員も今年早々に、高級官僚ももうすでに、国の舵を取る人が怪しい。では身の回りでは…「大丈夫」ですよね。

かつてTVで「変身ヒーロー番組」が花盛りだった時代がある。勧善懲悪なこの番組を見て、それをマネた。変身ポーズから技まで(怪我もした)。ヒーローは必ず最後には勝つ、しかし耐え、忍ぶ‐敵の攻撃、罠、味方の裏切り。努力と根性と悩みをヒーローは持っている。そして悪を打ち負かし、人々を不安から、笑顔を取り戻してくれる。

しかしいずれも〝子供向きアクション番組〟だ。その黄金律を大切にするあまり、本来必要な現実の認識が欠けていた。それ故にヒーロー番組は、子供たちの社会からも浮き上がった特殊な存在になり、いつのころからかヒーローはお笑いの対象になった。茶化され、パロディにされ、誰もカッコいいと思わなくなってしまった。まじめなこと、正しいこと、人を助けることが、ダサくなってしまった。

ヒーローが変身し、悪と戦うこと―これは戦いの業を背負うことであり、変身する本人にとってみれば、献身的な自己犠牲、究極の〝ヤセ我慢〟をすること。そこには―『時には自分を捨てて、みんなのために、正しいことのために頑張らなきゃいけない時もあるんだ』といった、子どもたちに投げかけるメッセージがある。

現在、子供たちは物質的に豊かになった反面、親からキチンとした「しつけ」を受けていないと云われる。そもそも「しつけ」とは、「躾」、身が美しいと書く。「しつけ」人におしつけられるのではなく、自分で身に付けていくものなのでしょう。そのためには、大人が説教しても反感を買うだけ。本来、大人が手本になればいいのですが、残念ながら大きな期待が持て・・・。

それならば架空の世界で結構。そんな〝正義を守る〟〝希望をくれる〟〝みんなの笑顔を守ってくれる〟ヒーロー番組がたくさんあってほしい。

昭和四七年~四八年の
スーパーヒーロー(放映順)
スペクトルマン、(帰)ウルトラマン、仮面ライダー、シルバー仮面、ミラーマン、怪傑ライオン丸、超人バロム1、ウルトラマンA、変身忍者 嵐、トリプルファイター、人造人間キカイダー、サンダーマスク、レインボーマン、アイアンキング、突撃ヒューマン、ファイアーマン、ジャンボーグA、仮面ライダーV3、流星人間ゾーン、ロボット刑事K、ウルトラマンタロウ、風雲ライオン丸、キカイダー01、レッドバロン、鉄人タイガーセブン、イナズマン など
参考資料
『超人画報』一九九五 竹書房
『ヒーロー真髄』一九九八
宮内洋(風見志郎の) 風塵社
テレビ朝日「仮面ライダークウガ企画書」一九九九

(1/21 仮面ライダークウガ最終回の日 HaraQ)

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博物楽洒 №.3
「何で英語やるの?」
HARAQ
http://www.watervision.or.jp/gekkan-wv/hakubutu-gakusha.htm

 

 この春、中学に進学し初めて習う外国の言葉「英語」にワクワクする学生。この春、英語に泣かされた大学受験生。何はともあれ、英語は六年から十年くらい学び、そして話すことができない、とはよく言われること。英語の得意な中学生に、将来何になりたい?と聞くと、英語を使って世界中の人と話ができるような仕事という答えが返ってくる。よし頑張れよ!と励ますものの、日本語できちんと主張できないのに、文化の違う外国人に何を語るというのだろうと内心思っている。

「新潟港に立ち寄るロシア人が、裏通りのタバコ屋に行く。そこには高齢のおばあさん。ロシア人に臆することなく日本語で、普段の日本人と同じようにやりとりをした。このおばあさんこそ国際人だ。」というような新聞の投書を以前目にした。小生も同意見だ。別段、外国人だからどうということではなく、誰とでも普段着で同じ目線で自分を主張し、相手の話を聞くことができれば良いのではないだろうか。その上で必要に応じて、自分に必要な分の外国語を覚えればなお良い。外国語とは、何でしょう。ちまたにある外国語スクール、なぜか英語だけというところが少なくない。日本にいる外国人は、イングリッシュ・スピーカーなのでしょうか?日本に定住しているのは、韓国・朝鮮人、中国人、ブラジルやペルーからの日系人の皆さんたち。いずれにせよ、直接英語が母国語ではなさそう。

さて小生、中学のころ、海外の短波放送を聞き、英語で簡単な受信レポートを書いて、返信のエアメールが毎日のように送られてきた。その一方で、世界にはなんといろいろな言語があるものかとも思った。欧州の言語はもとより、アジア内陸部、アフリカの国々の言葉など数え切れない。

大学時代は何を間違えたか、フランス語が第二外国語だった。ところがテレビ・ドイツ語講座のアシスタントのお姉さんがかわいかったことがきっかけで、ドイツ語の語学学校にも通い、ついにはミュンヘンの語学スクールにも行ってしまった。当時知り合ったドイツ人と交流はあるので、ドイツ語は今なお必要なツール。

シンガポールやオランダという貿易や国際交流の盛んな国の人は、バイリンガルやトライリンガルだ。普段から多言語に囲まれているからなのだろう。あいにく日本では、共通化されている日本語で事足りる。外国語は覚えたいという個人の欲求が高まったときに始めれば、効果的に覚えることができるもの。「英語が公用語」というお話があったが、それなら中国語や韓国語の表記もすべきであろう。

そういえば、冒頭日本に多い外国人の中に忘れていた、在日アメリカ軍人がいるんだった。まぁ、それはそれとして、僕は英語が好きでない。高校時代、赤点を取って追試に苦しめられた日々以来。        (はらきゅー)

 

 

博物楽洒 №.4
「知っていればケガは浅い」
HARAQ
http://www.watervision.or.jp/gekkan-wv/hakubutu-gakusha.htm

 

 

 新緑も濃さをまし、そろそろ初夏という季節になってきました。ゴールデンウィークは終わったものの行楽シーズンはこれからです。山や川や海、はたまた遊園地などに行かれる方々もたくさんいらっしゃることでしょう。のんびり、快適に楽しんでいただきたいと思います。しかし、油断は禁物。いつどこでケガをするかわかりません。先日消防隊の方から応急処置について講習を受けたので、それを踏まえて豆知識をお知らせしたいと思います。これはあくまでも医者や病院でスムーズに手当てを受けるための応急処置で、救助や医療ではありません。

さて、家の中や外などでケガをした人をなんとかしたい時、まず自分の身を安全にしてください。人を助けようとして、自分も釘を踏んだり、ガラスで切ったりなど傷ついたら、相手を助けることができません。ミイラ取りがミイラにならないようにしましょう。
そして、まわりにほかに人がいるならば、手伝ってもらったり、必要なら救急車などの手配をしてもらいましょう。

まず、切り傷・すり傷について。傷口は清潔にしましょう。不潔にするとばい菌が入り、直りが悪かったり、敗血症になることもあります。水道水などで傷口をよく洗い流し、外気を触れないようします。そのために、家庭にあるアルミホイルやラップで傷口を含めて大きく覆います。そして上からガムテープを巻きます。それから病院に行くなど、専門の人に診てもらいます。

次にネンザですが、くじいたり、突き指も同じことで、これは軟骨の骨折ともいえます。内出血をしにくくするためにも冷やすのが肝要です。

ヤケドもふだんよくあります。これには
(Ⅰ度)赤くなる(Ⅱ度)水ぶくれ(Ⅲ度)炭化、という段階があります。いずれにしてもまず冷やします。それも1時間くらいは流水で冷やします。水ぶくれの場合は、自分の細胞が治そうとしているので、絶対故意に破かないでください。直りが悪くなります。

鼻血ですが、意外と常識とは違います。冷やしても効果はありません(日射病などでなければ)。仰向けに寝るのはよくないです。温かい自分の血液は、胃に入るとかえって気分が悪くなります。ですからのどに回った血は、吐き出しましょう。とにかく鼻の付け根を強くつまんでいれば、大方は直ります。

野山でハチに刺されたり、マムシにかまれた場合です。どちらも安全を確保して安静にします。ショック症状が出る方は、3分以内に変調をきたすので、それから病院などに行きます。マムシの毒では、死亡率が千人に一人いるかどうかということなので、慌てないようにしましょう。

日射病や熱射病もなりやすい季節です。日射病は脱水症状が強いので、スポーツ飲料を飲みましょう。飲むときに塩をひと舐めしてから飲むと効果的です。スポーツ飲料は点滴と成分がほぼ同じなんだそうです。熱射病のときは安静にして、血の流れの多い首筋や腋の下やなどを重点的に冷やします。

これら比較的軽いケガや病状についてまとめましたが、くどいようですが応急処置です。またもし屋外で倒れている人を見つけて、自分一人ではどうしようもないときは、大きい声で人の助けを求めてください。効果がある叫びは「火事だ!」(本当の火事でなくても)がよいそうです。

遊びに夢中になると、注意力が落ちてケガをしやすくなります。ひとつのケガが、大きな病気を招かないように応急処置を知っておきましょう。そして楽しく遊びに出かけましょう。(はらきゅー)

 


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作成日2002年8月6日