福祉活動

水曜パトロール~野宿者(ホームレス)支援活動~

  • 福祉活動
  • 2016/06/25

水曜パトロール
~野宿者(ホームレス)支援活動~
毛布ください 凍死してしまう

横浜駅地下構内
水曜パトロールは、横浜駅や横浜市内の公園などに
寝泊りしている野宿者(いわゆるホームレス)の皆さんに、
毛布や古着を支援している団体です。
最近の経済状況により、野宿者の数は年々増えており、
それに合わせて凍死者が増えているのも事実です。
昔は、ホームレスというと怠け者の代名詞のようなイメージでしたが、
ここ数年は会社の倒産やリストラなどにより、行き場を失ってしまったり、
致し方なくダンボールハウスや駅の構内に寝泊りしている人もいます。
また、公園で寝泊りしている人の中には、
昼間はネクタイをしめて会社に出勤している人もいます。
横浜駅には、現代社会の縮図と多様化した野宿者の姿がそこにあります。
私たちウォーター・ビジョンは、水曜パトロールの皆さんの活動を支援する為、
毛布や古着を集めています。
不要になりました毛布や古着を下記の住所にお送りください。
よろしくお願いします。

送り先

〒231-0026
横浜市中区寿町3-12-2 寿生活館4階
 寿支援者交流会(担当:高沢)
TEL/FAX 045-641-5599
orijin@mvb.biglobe.ne.jp

支援物資
毛布、古着、靴下、タオル、石鹸、医薬品
米・野菜・味噌・醤油

「竹の間」第1話 ~横浜駅の野宿者は今・・・~  竹田共生塾塾長 竹田恒泰

9月27日午後10時、横浜駅構内で毛布の配布が始まった。横浜水曜パトロールの会は毎年横浜駅周辺で生活する野宿者に毛布の配布を実施している。
横浜水曜パトロールの会は、その名の通り毎週水曜日に横浜周辺を定期的にパトロールしている会である。横浜駅周辺には野宿者が多い。毎週僕らは野宿者達一人一人と話をする。その話から野宿者たちの実態を把握している。中には病気にかかっていたり、精神的に病んでいたり、高齢で動けなくなっている人がいる。僕らは福祉を通じて彼らを病院に連れていき、または必要なアドバイスを行っている。
冬にはどうしても凍死者がでる。そこで僕らは全国から不要な毛布を譲り受け、または購入して野宿者たちに毛布を提供している。
特に横浜は昔から港湾労働者の集まる場所で、日雇い労働者のマーケットになっているところなのだ。地方から出稼ぎにやってきて、仕事を見つけ、仕事が終わるとまた次の仕事を探す。石川町駅の近くに寿町という一角がある。そこには日雇い労働者達が寝泊りする施設が多数ある。いわゆるスラム街であり、ここが日本であることを忘れてしまうような風景。多少の小銭があれば屋根のある寝床、小銭もなければ野宿になる。毎年この寿町で多数の餓死者、凍死者がでる。
水曜パトロールの会は寿町生活館に勤務する高沢さんが八年前に立ち上げた会で、それ以来様々な活動を行ってきた。
野宿者といえば、怠け者と勘違いされやすいのだが、実態はかなり深刻である。かつてバブルの頃は世間に疲れた怠け者が野宿をしているという話もあったが、最近は本当に仕事がない。若ければバイトに就くのは困難なことではないが、50才を越えるとそうはいかない。以前会社を経営していた社長が今は野宿生活という場面もよくあるし、怪我をしてクビになって以来職がないという人も多い。65才を過ぎて生活保護を受けられるにも拘わらず敢えて困難な野宿生活を貫徹する人もいる。彼らにいわせると国の世話になるくらいなら死んだほうがましらしい。
彼らと話をしていると世間の冷たさを感じる。彼等は好き好んで野宿をしているわけではないのだ、何とかそこから抜け出そうとしてもがいても、日本の社会は彼らを簡単に受け入れてはくれない。屋根のある生活も屋根のない生活も紙一重。僕もいつ野宿生活になるかわからない。この記事を読んでいるあなたでさえひょっとすると十年後にはダンボールで一夜を明かしているかもしれないのだ。能力のあるなしや、仕事をする意思のあるなしに拘わらずそれは訪れる。
JR横浜駅は夜になると野宿者を駅構内から排除する。今僕らは、24時間開放を求めて駅側と泥沼の交渉を続けてきている。その交渉をしている最中に既に何人もの方が凍死している。
(たけだ つねやす)