龍の耳にいきる
- 文化芸術活動
- 2016/02/24
<第56回泉のまちカレッジ地域理解講座>
?聾という漢字はどうして龍の耳と書くのだろう?
◇主催 清水町教育委員会
◇企画運営 特定非営利活動法人ウォーター・ビジョン ◇日時 平成16年5月8日(土) 夜7:00?8:30 ◇お話 大原秋年氏 ◇会場 清水町公民館ホール 入場無料 |
大原秋年さんは、劇団「鼓舞指座」を主宰し、手話を取り入れた演劇を20年以上、上演してきた。90年には、聾唖の青年が主人公の映画「四つの終止符」を製作した。そして今、聾唖者の歴史をテーマとした映画「龍の耳に生きる」を制作しようと、大きな夢を描いている。映画「龍の耳に生きる」の製作趣旨を大原さんは、次のように語る。
聴覚障害者への認識は、近年の手話ブームと共に大いに広まってきたように思われますが、『耳が聴こえないことを理解できますか?』と問うと、『不便だろうな・・・』『よくわからない』『考えたこともない』というのが多くの健聴者の本音ではないでしょうか。「聴覚」とは“耳で聴いて覚える”と書きます。言語は、耳で覚えてきた蓄積と云えるでしょう。
しかし、健聴者にとって、耳が聴こえないことを実感することは容易なことではありません。『耳が聴こえないということは一体どういうことなのか?』『日本の聴覚障害者の現状は?』そして『教育や歴史はどのような歩みであったのか?』と問ながら、日本の聴覚障害者の全体像を描き、“耳が聴こえない”ことから発生するさまざまな問題をあきらかにするとともに、健常者の偏見や誤解を払拭したい。
大原さんは、2年ほど前に川越市から三島市ビューティータウンに移住してきた。全国各地への講演活動と映画『龍の耳に生きる』の製作準備に忙しい日々を送っているが、泉のまちカレッジの趣旨をご理解いただき、ご講演いただけることになりましたので、ご案内いたします。
【問い合せ】 清水町教育委員会文化係(TEL055-972-6678 FAX055-981-0424)
(NPO法人)ウォーター・ビジョン(TEL&FAX055-972-6112)