「心は何処に宿っているか」
- 文化芸術活動
- 2016/02/24
<第63回泉のまちカレッジ一般教養講座>
「心は何処に宿っているか」
?心(内臓)と精神(脳)を考える?
◇主催 清水町教育委員会
◇企画運営 特定非営利活動法人ウォーター・ビジョン ◇日時 平成16年12月11日(土)午後7:00?8:30 ◇お話 北村惣一郎氏 沼津市立病院脳神経外科部長 ◇会場 清水町公民館 第2会議室 入場無料 |
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北村惣一郎さんは、浜松市に生まれ、今は沼津市高砂町にお住まいです。沼津市立病院の脳神経外科の先生です。先生は、昭和56年三重大学医学部を卒業後、浜松医科大学に入局したり、聖霊浜松病院、新城市民病院等に勤務後、平成8年から沼津市立病院脳神経外科にお勤めです。
身体が複雑になると、身体をコントロールする脳もますます複雑になり、新たな神経系を発達させた。また、身体を動かしている時は全てのネルギーを運動系に集中する必要があるため、消化管の働きを制限する神経も発達させた。しかし、動物の基本構造は、消化管と消化管をコントロールする神経です。
我々は、身体のことを考えるとき、大きく発達した『脳』に注目しがちです。脳には様々な神経活動が営まれているが、『心』は脳には存在しない。『心』は腸管にあり、我々の行動を規制している。神経系は、腸管の言われるままに動き、隷属している。そうでなければ、理屈(大脳が考えること)に合わないことをする人間がこんなにたくさんいることの説明が出来ません。
脳神経外科の先生のお話です。身体について我々の知識は極めて貧弱です。でも、心は腸にある、と云われると、何か納得するところがある。『腹の虫が治まらない』とか『腹黒い奴』、『腹切り』等心を表現するのに、我々は、腹を持ち出すからです。先生のお話を楽しみにしています。
【問い合せ】 清水町教育委員会文化係(TEL055-972-6678 FAX055-981-0424)
?(NPO法人)ウォーター・ビジョン(TEL&FAX055-972-6112)