文化芸術活動

国の政策と国立駿河療養所の歩み

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  • 2016/02/27

<第71回泉のまちカレッジ国際理解講座>

?国の政策と国立駿河療養所の歩み?

『ハンセン病を正しく理解するために』

 

◇主催     清水町教育委員会

◇企画運営  NPO法人ウォーター・ビジョン

◇日時     平成17年8月13日(土) 夜7:00?8:30

◇お話     木村和夫氏    国立駿河療養所副所長

小鹿美佐雄氏   国立駿河療養所入所者

◇会場     清水町公民館  第2会議室 入場無料

日本におけるハンセン病対策は、1907年(明治40年)制定の法律第11号「癩予防二関スル件」として制定、1953年(昭和28年)に「ライ予防法」に改正されたが、その根幹をなす精神は終生隔離撲滅主義を基本としていた。

その後、ハンセン病についての研究が進み、ハンセン病は伝染力の弱い病原菌による感染症で、幼児期に未治療の発病者と長期間接触すると発病する可能性はあるが、成人になればその可能性は極めて少ないことがわかった。

そこで、1996年(平成8年)3月「ライ予防法」が廃止され、約90年間続いた隔離政策を改めた。

しかし、国の隔離政策は、多くの人々にハンセン病は強い伝染力を持つものであるという過度の恐怖心を抱かせ、偏見が助長され、患者や元患者は様々な差別的扱いを受けてきました。

2001年(平成13年)、熊本地方裁判所は「ハンセン病」は遅くとも1960年(昭和35年)以降には隔離の必要性はなく、隔離政策を続けてきたことは憲法に違反していた」として国の責任を認めた。

この度、泉のまちカレッジの趣旨をご理解頂き、国立駿河療養所副所長の木村和夫さんと入所者を代表して小鹿美佐雄さんにハンセン病の正しい理解を進めるためのお話をして頂くことになりましたので、ご案内いたします。

問合せ:清水町教育委員会社会教育課   055-972-6678

定非営利活動法人・ウォーター・ビジョン 055-972-6112