在日外国人研修生の悩み
- 文化芸術活動
- 2016/02/27
清水町文化芸術活動促進事業
<第77回泉のまちカレッジ一般教養講座>
『在日外国人研修生の悩み』
?ボートピ?プルで来日したカトリック司祭が外国人研修生の現状語る?
◇主催 清水町教育委員会
◇企画運営 特定非営利活動法人ウォーター・ビジョン ◇日時 18年2月4日(土)夜7:00?8:30 ◇お話 ファム ディン ソン氏カトリック三島教会主任司祭 ◇会場 清水町公民館 第2会議室 入場無料 |
ファム・ディン・ソンさんは、1963年、ベトナムのサイゴンに生まれ、1981年にボートでベトナムを脱出。1982年に来日し、日本に定住。1994年に司祭になり、現在、三島市内のカトリック教会で主任司祭として活動している。
「ここに一枚の写真がある。20数年前、日本の大型タンカーの上で撮影されたものだ。集合した百人ほどの中央には、この船の船長らしき人が見える。彼を取り囲むように立ち並ぶ人々の多くは、日本人には見えない。
1981年6月末、一艘の木造船が73人を乗せてベトナムを出発した。ベトナム戦争終結から6年、国を離れるボートピープルだった。
人々が乗り込んだ小さな船は、エンジンが壊れて南シナ海を漂流。通りかかる船にことごとく見捨てられ、人々は絶望の淵にあった。生と死の狭間をさまよっているとき、彼らの前に現れたのがこのタンカーだったのだ。73人の命はタンカーの船長と船員たちによってすくわれた。」(ファムディンソン、加藤隆子共著 「涙の理由」から)
ソンさんは、両親と兄弟をベトナムに残して、ボートピープルとして国を出た。そして、在日ベトナム難民として大変な苦労を重ねたが、05年4月から三島カトリック教会の主任司祭となった。
昨年の11月に「在日ベトナム難民」と題してソンさんの難民としての経験をお話いただきましたが、今回は外国人研修生の現状などについてお話頂けることになりましたので、ご案内いたします。
問合せ:清水町教育委員会社会教育課 055-972-6678
NPO法人ウォーター・ビジョン 055-972-6112