『在日ベトナム難民』
- 文化芸術活動
- 2016/03/09
清水町文化芸術活動促進事業
<第74回泉のまちカレッジ一般教>
『在日ベトナム難民』
?カトリック横浜区司祭が語るベトナム難民?
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◇主催 清水町教育委員会 ◇企画運営 NPO法人ウォーター・ビジョン ◇日時 平成17年11月5日 19時?20時30分 ◇お話 ファム ディン ソン氏 三島カトリック教会司祭 ◇会場 清水町公民館 会議室 入場無料 |
ファム・ディン・ソンさんは、1963年、ベトナムのサイゴンに生まれる。1981年にボートでベトナム脱出、1982年に来日し、日本に定住。1994年に司祭になり、現在、三島市のカトリック教会で主任司祭として活動している。「ここに一枚の写真がある。20数年前、日本の大型タンカーの上で撮影されたものだ。集合した百人ほどの中央には、この船の船長らしき人が見える。彼を取り囲むように立ち並ぶ人々の多くは、日本 人には見えない。1981年6月末、一艘の木造船が73人を乗せてベトナムを出発した。ベトナム戦争 終結から6年、国を離れるボートピープルだった。 人々が乗り込んだ小さな船は、エンジンが壊れ て南シナ海を漂流。通りかかる船にことごとく見捨てられ、人々は絶望の淵にあった。生と死の狭間をさまよっているとき、彼らの前に現れたのがこのタンカーだったのだ。73人の命はタンカーの船長と船員たちによってすくわれた。」(ファムディンソン、加藤隆子共著 「涙の理由」から)ソンさんは、両親と兄弟をベトナムに残して、ボートピープルとして国を出た。そして、在日ベトナム難民として大変な苦労を重ねたが、05年4月から三島カトリック教会の主任司祭となった。この度、泉のまちカレッジの趣旨をご理解頂き、在日ベトナム難民の現状などについてお話をしていただけることになりましたので、ご案内いたします。
問合せ:
清水町教育委員会社会教育課 055-972-6678
特定非営利活動法人ウォーター・ビジョン 055-972-6112