ポスタルサロン教養講座<第162回ウォーター・ビジョン講座>
- 文化芸術活動
- 2016/06/25
ポスタルサロン教養講座
?(一般教養講座)
<第162回ウォーター・ビジョン講座>
(一般教養講座)
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小松優香(こまつゆか)さんは、三島市徳倉に住まいです。日本大学国際関係学部、
同大学大学院国際関係研究科博士課程満期修了し、外務省の外郭団体・(社)太平洋諸島地域研究所研究員等をしている。
この度、静岡県には馴染みの深い剛毅な政治家、石橋湛山の思想についてお話して頂きますので、
多くの皆様のご来場をお待ちしています。
在野のエコノミストとして、悲劇の宰相として名高い石橋湛山の原点と真骨頂は言論人としての存在にある。
彼の88年の生涯に残した1900余りの論文は、明治・大正・昭和の軍国主義下で日本の進むべき指針を示している。
その最たるものこそ、「小日本主義」である。
日蓮宗の仏教哲学と欧米の自由主義思想、実証主義哲学をバックボーンとする湛山は、
1910年以降、政治・外交・経済・財政・社会・文芸など幅広い守備範囲のなかで、
時の政府・軍部の推進する武断的な専制政治や対外膨張政策、
いわゆる「大日本主義」ないし「大アジア主義」を糾弾し続けた。そのアンチテーゼとして標榜したのが「小日本主義」、
軍備拡張路線を歩む日本に真っ向から反対し、経済的合理主義に立脚した平和的発展論である。
今回はこうした湛山の思想に接近しながら、日本の将来を考えてみたいと思います。
コーヒーを用意していますので、実費300円ご持参ください。