方言かるた
- 文化芸術活動
- 2016/07/07
「わくわく方言かるた」作りました!!
最近、日本の各地で地元の方言を残そうということをきっかけに
「方言かるた」がつくられています。
そこでこの清水町でも、「方言かるた」を作ろうと、
三年前NPO法人ウォーター・ビジョンの歴史民俗談話会で発起しました。
この「方言かるた」では、清水町と近隣の史跡を紹介しながら、
そこに方言をおりまぜる読み札を、五行歌になるようにしました。
史跡の紹介をするために、
方言のニュアンスが若干おかしいとか、
句に無理があるとか、
方言ではないがよくつかわれる言葉も入っていますが、
方言を思い出すきっかけになればよいと思います。
また、史跡は清水町では足りないため、
三島市域に大きく頼ることになりました。
またここで使った方言は、
清水町から三島、田方と同系統と捉えて作っています。
さて最近では、テレビの番組などでタレントが、関西弁、東北弁など、
それぞれ自分の地元の言葉でしゃべることも増えてきました。
みるところ、方言でそのままテレビやラジオでしゃべることができる人は、
実はその地域に活力があります。
発信する力があるわけです。
逆に、方言を使うのが恥ずかしいという人がいる地域は、
発信力がなく、東京の情報に受身になる、
つまり地域には活力がないといえます。
今、「地域活性化」とか「地元に活力を」というスローガンが各地にありますが、
地元の方言の言霊(ことだま)がなくては、
すべての活動に魂が宿りません。
その土地には、その土地で言いあらわすにふさわしい言葉があります。
もぅちぃっと 方言を 使ってみにゃぁ?!
平成23年4月23日 ウォーター・ビジョン歴史民俗談話会 竹之内修