環境・情報

ヴェトナム通信【伊藤和美】

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  • 2016/09/11

?ヴェトナム通信
【伊藤和美】


 

 

1 平成12年8月号 「食生活編」
2 平成12年9月号 「民族衣装編」
3 平成12年10月号 「スタディツアー編」
4 平成12年11月号 「学校の先生編」
5 平成12年12月号 「ヴェトナム人は図々しい編」
6 平成13年2月号 「最終回」

 

 

 

ヴェトナム通信 第1報
?留学中からの現地レポート?
「食生活編」
伊藤和美

 

 ヴェトナムの食生活は、ご飯が主食です。 でも、ヴェトナムには、たくさんの麺があります。フォー、ブン、ミエン、ミー・・・・。本当にいろいろな麺があります。
米も白米ともち米と両方あります。日本にかなり似てますね。

ヴェトナム料理は、比較的日本人の口にあうと言われてます。カズミもこっちで生活していて、日本食が恋しいと言うことはあまりありません。

でも、西洋料理が恋しくなります。ケチャップ、マヨネーズ、チーズ・・・。だから、時々、ちょっとリッチなカフェに行って、パスタなどを食べてます。カズミも曲がりながらにも、現代っ子でした。 こっちの料理は、油をすっごく多く使います。なんでも、油っこい!お腹の弱い人は、油でもあたるようです。しかし!ケチャップやマヨネーズなどを使ってないせいか、 伊藤和美、こちらに来て4kgも痩せました。別に、食べる量が減ったわけでもなんでもありません。でも、勝手にやせていきました。

そうそう、ヴェトナムというと生春巻きを想像する人が 多いと思いますが、実際のヴェトナム人の生活では、揚げた春巻きがよく登場します。
うちの家だけかな?ハノイだからかな?ブンという麺と一緒に揚げた春巻きを食べます。カズミは、ブンが嫌いなので、春巻きのみを食べます。

とにかく!ヴェトナムには、おいしい料理がいっぱいです。 お腹が強い人は、現地人の料理を楽しみ、お腹の弱い人は ヴェトナム料理の高級レストランにいけばよし! 一度は、来てみませんか?

おっと、ヴェトナムの回し者になってしまった・・・。 それでは、また・・・。
(かずみ)

ヴェトナム通信 第2報
?留学中からの現地レポート?
「民族衣装編」
伊藤和美

  ヴェトナムの民族衣装と言ったら、やっぱりアオザイです。「アオ」というのは、ヴェトナム語で洋服という意味です。「ザイ」と言うのは、ヴェトナム語で長いという意味です。つまり、長い服という意味ですね。そのまんまじゃ?ん!って、感じですが・・・。

アオザイは、ヴェトナムシルクというシルクでできています。たいていの旅行客は、このアオザイを作って帰るのではないでしょうか・・・?ヴェトナム人は、すっごくスタイルがいいです!ため息が出てしまうほど・・・。

そんなスタイルのいいヴェトナム人が、アオザイを着ると これまた ため息が出てしまうほど美しい!アオザイは、すっごくスケスケです。ブラジャーの線なんて、くっきり。
どうも、その透けるのがまたセクシーでいいらしい。でも、日本人の感覚でいったら恥ずかしいです。

そのスケスケは、アオザイのみならず、普通の服でも言えることです。すっごくスケスケのブラウスなどを平気で着てしまいます。そんな人を見るたび、カズミと友達は「それは、ど?なん?」って、つっこんでます。もちろん日本語で・・・。もし、そのブラジャースケスケがおしゃれというならば、もっとブラジャーもかわいいのにしようよ!

みんな、スケスケにも関わらず、全然ブラジャーかわいくないし、サイズも絶対あってない!だって、「お前は、中学生か?」って、聞きたくなるくらい上の方にブラが上がってる人とかもいるんだもん!

ヴェトナム人のおしゃれは、ちょっと理解できません。でも男の人にしたら、スケスケなんて嬉しい代物なのでは?
まぁ、女の人がヴェトナムに来たら、アオザイ作って楽しんで、男の人がヴェトナムに来たら、スケスケぐあいを堪能するのも良しですね。
(いとう かずみ)

 

ヴェトナム通信 第3報
?留学中からの現地レポート?
「ベトナムスタディーツアー編」
伊藤和美

 

 8月19日?1週間、スタディツアー本当にお疲れ様でした。カズミ個人としてもすっごくよかったです。もちろん、すっごく大変だったんですが・・・。

実は、ツアーの皆さんが来る前、伊藤和美は、ちょっとしたスランプに陥ってました。きっと、留学した人はわかると思うんですが、何にも覚えられなくなり、ヴェトナム人と話す事を体が拒否してたのです。今まで聞き取れてたものも聞き取れなくなり、そうすると、自分が全然成長してない事を思い知らされ、どんどんヴェトナム人と話す事が嫌になり、ヴェトナム人を避けて生活するようになってました。

これじゃいけん!と、思いながらも前に進めない。なかなか抜け出すことができないでいました。
そんな中、問題のツアーが来てしまい、正直すっごくイヤでした。何も、カズミがこんな時に来なくても?。とまで思ってしまいました。

でも、皆さんが来た事によって、何かスランプから脱出できたような気がします。買い物に一緒に行ったりしただけなのに、ちょっと自信がでてきたのかもしれません。

ツアーに参加した人は、そんなヴェトナム語で自信もつか??って、思ってる人もいるかもしれませんが・・・。
だから、(何回も言いますが)すっごく大変だったけど、 カズミにとっては、スランプを脱出するきっかけになったのですっごくよかったです。
ほんっと、いろいろお世話になりました。  (いとう かずみ)

ヴェトナム通信 第4報
?留学中からの現地レポート?
「学校の先生編」
伊藤和美

 

 わたくし、伊藤和美は、ヴェトナムで一応、留学生をしています。ヴェトナムのハノイ国家大学という大学でヴェトナム語を勉強しております。

でも、カズミの場合は、短期の語学留学生という形をとってあるので、普通の学部生と一緒に授業を受ける事がありません。先生と1対1、もしくは、グループレッスンという風に、短期語学研修生はするんですが、カズミの場合は、他にレベルがあう生徒(別にカズミのレベルが高いというわけではありません。)がいないため先生と1対1で授業をしてます。

大学によっては、先生が雨の日は来ない!とか、かなりいいかげんな、いや!ヴェトナム人らしい先生もいるようですが、カズミの先生は、違います。はっきり言って、カズミよりも真面目です。今の先生は、2人目なんですが1人目は、男の先生でした。

今は、女の先生です。年は、25歳。かなり若いです。しかも、美人!教え方は、まぁまぁって感じですが・・・。でも、カズミの場合は、学校を最小限に押さえて、家庭教師というか、先生の家に行って、教えてもらうという事もしてます。交換留学で来てる人以外は、だいたいそうするのでは?つまり、学校で教えてる先生よりも上手な教え方の先生に個人レッスンを持ってもらってるって事です。そうすると、先生も学校からの給料とは違い、自分のふところに授業料全部が入ってきて、さらに生徒としても同じお金、もしくはもっと安く、イイ授業をうけれて、お互いプラスになるのです。

カズミの家庭教師の先生は、本当に教え方が上手です。身振り、手振り、表情もすっごく豊かで、本当に分かりやすく、時間が経つのが本当に早いです。今は、そんな感じで授業を受けてます。分かりました??

そうそう、最近、カズミの学校の1人目の先生に彼女ができました。その人は、すっごく美人で去年のハノイのミスコンの10位以内に入った人です。それが、何と!カズミの2人目の先生の妹さんなのです。

しかも、付き合った事によって、カズミの1人目の先生は、2人目の先生に対する呼び方も変えなければ、いけないのです。それも、ヴェトナムならではですね?。先生同士でもいろいろあるもんですね?。
(いとう かずみ)

 

ヴェトナム通信 第5報
「ヴェトナム人は図々しい編」
伊藤和美

 

 今回は、ヴェトナム人は、図々しいと言う事を書きたいと思います。
ヴェトナム人は、本当に図々しいです。でも、彼らにしてみればそれが当たり前の事でそんな事を言ってるこちらの方がどうかしてると思うのでしょうが。

カズミは、ヴェトナムでバイクを運転してるんですが、まったくどうしてヴェトナム人は図々しい。ほんの少しの隙間でも割り込んで来ます。

夏、ヴェトナムの日差しは本当にすごいです。そんな時、ヴェトナムでは、信号待ちをしている間、みんな日陰を選んで止まります。たとえそこが、信号よりもかなり遠くても日に当たるよりはましなので、日陰を選びます。

もし、日陰がいっぱいで、どうしても日向に行かなければならない時、ヴェトナム人は、どうするか。まず、日陰にいるカズミに対して、クラクションを鳴らしてきます。それを聞いたカズミは、信号機が青になったのをカズミが気がつかなかったのかと思い、前に少し出ます。すると、信号機はまだ青になっていない。しかし、元の日陰に戻ろうとすると、そのクラクションをカズミに鳴らしたバイクが何とカズミがいた日陰に図々しくもいるのです!カズミは、そのバイクのせいで、日向にいるしかないのです!なんてことだ!!!何て図々しいんだ!!!

こんな事は、日常茶飯事。スーパーにおいても、ヴェトナム人の図々しさは発揮されます。特に、スーパーにおいては、おばちゃんパワー炸裂です。カズミが商品を見ていると、いきなり割り込んで来て、カズミの見ている商品と同じ物を見る。外国人が見ているものは、気になるのでしょう。しかし、その割り込み方が気にくわん!普通、日本人だったら、「すみません」と言うとかさりげなく間に割り込むとかするのに、ヴェトナム人のおばちゃんは、何も言わず、カズミを手で押しよけて、それで自分が入ってくるんです。まったく、何を考えてるんだか。

レジにいる時などは、本当にイライラします。後ろにいる人に気をつけていないと、後ろにいたおばちゃんが気付くと、前にいるんです!その時、店員に注意されて、「この子が先よ。」何て言われた日にゃ、絶対自分の方が先だったと言わんばかりにカズミと店員をにらんできます。もう、何とかしてやってくれ!

そんな中で生きていくには、本当に疲れます。っと言う事で、12月に伊藤和美、帰国します。まぁ、『疲れたから』というのは冗談ですが、12月に帰国する事が決定しました。
残すところ、このヴェトナム通信も1回になりました。本当に御購読ありがとうございました。
(いとう かずみ)

 

ヴェトナム通信 第6報
「最終回」
伊藤和美

 

  皆さん、お久しぶりです。無事、日本に戻ってきた  伊藤和美です。
日本に着いた時は、「ゲッ!マジで日本に帰ってきちゃったよ」っていうのが、正直な感想です。

今、卒論を書いています。題名はまだ決まってないんですが、ヴェトナム留学のことをエッセイ式にまとめようと思ってます。卒論を書きながら、自分の留学は一体何だったのか、何て事を改めて考えてます。まだその答えがみえてないんですよね?。だから、もちろん卒論も仕上がっていないわけです。

でも、総合的に見て、やっぱり行って良かったと思ってます。今までの自分の弱いところを見ることが出来たし。  日本にいる時は、わかっていながら見ないようにしてきた  自分の弱いところを、見ずにはいられない状況にしてもらってやっと乗り越えることができたように思います。  それに、ヴェトナムがもっともっと好きになりました。

ヴェトナムが好きという理由だけで留学をしてしまった私は、ヴェトナムが嫌いになったら、一体やっていけるのだろうか、何て不安もありましたが、行ってみたら、そんな心配、へのカッパ!ヴェトナム人の事もすっごく好きだし、あの蒸し暑いヴェトナムの地も大好きです。これからも、大好きなヴェトナムに何度でも足を運びたいと思ってます。
短い間でしたが、お付き合い頂きまして、ありがとうございました。


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作成日2002年9月5日